【新日本プロレス】掛け声を楽しむ!レスラーとしての立ち位置を確立している選手は強い

【新日本プロレス】レスラーとしての立ち位置を確立している選手は強い

【新日本プロレス】
レスラーとしての立ち位置を確立している選手

個性的な選手達

新日本プロレスには個性的な選手が沢山いますよね。

中でも注目されるのはトップスターと言われる選手だと思います。

ですがトップ戦線を目指している選手以外にもキャラクターを売りにしてファンからの人気を得ている選手達もいます。

その選手が入場してくるとタイトルマッチなどのシリアスな試合とはまた違った期待をさせてくれます。

今回はプロレスラーとしてのポジションを確立している選手をテーマに取り上げていきます。


【新日本プロレス】
レスラーとしての立ち位置を確立している選手

人気選手としての立ち位置とは

プロレスラーとしての立ち位置にはどんなものがあると思いますか?

立ち位置という言葉の定義として、ここではプロレスラーそれぞれが持っているキャラクターをファンに定着させているかどうかという事とします。

立ち位置が確立している選手というのはその選手特有の売りを持っています。

その選手はベルトを巻いているのと同等、またはそれ以上のプロレスラーとして存在価値を持っているように思います。

【新日本プロレス】
レスラーとしての立ち位置を確立している選手

立ち位置が確立している人気選手

立ち位置が確立していると思われる選手はどんな売りを持っているのか考えていきます。

客席に一体感を与えるチャントを持っている

チャントというのは、

アントニオ猪木さんで有名な

「ご唱和ください。1,2,3、ダァー!!」

のように「ダァー!!」という掛け声と共に会場のお客さんが一緒になって楽しめる決まり文句のようなものの事です。

例として、

TAKAみちのく選手がザック選手と共に入場しマイクを持ってあおる

「ジャスト タップ アウト!」

「カモン!オーバー ヒア!」

内藤選手の

「トランキーロ!あっっっせんなよ!」

「デ!ハ!ポン!」

棚橋選手の

「愛してまー――す!」

などがあります。

チャントをする前にはほとんどのものに枕詞のようなものがあり、お客さんが一緒に参加できるようにしてくれています。

内藤選手には

「答えはもーちーろーん」や

「ロスインゴベルナーーブレ―――ス!」、

棚橋選手には

「会場のみなさーーーーん」

といったような会場のお客さんが一斉に掛け声をしやすいように「せーの!」の役割を果たす言葉がついているので、誰でも参加しやすく会場に一体感を与えます。

チャントは何も試合前や試合後の絞めのマイクパフォーマンスだけではなく、試合中にも出てきます。

例えば、

天山選手がモンゴリアンチョップをしている時の

「シューー」

小島選手が相手選手にマシンガンチョップをした後の

「おーー」

から対極のコーナーに振ってエルボーを食らわせてからの

「いっちゃうぞバカヤロー!」

中西選手が天に拳を突き上げての

「ほぉーーーー!」

タイチ選手が試合している時の

「タイチは帰れ!レッツゴータイチ!」

永田選手に白目での関節技をあおる

「白目!白目!」

矢野通選手の

「やの!とぉー!るー!」

なども、待ってました!とばかりに会場から掛け声が飛び、一体感を感じさせます。

こういったチャントや決め台詞を持っている選手はプロレスラーとしての立ち位置を確立していると思います。

【新日本プロレス】レスラーとしての立ち位置を確立している選手は強い

意地を張らない

プロレスというと意地と意地のぶつかり合いを見て興奮するものですが、選手の中にはいかに頭を使って楽に試合に勝つかを考えている選手もいます。

そういった選手は意地を張りません。

相手選手が闘志をむき出せばむき出すほど向き合おうとはせず、ロックアップで組み合うどころか場外に出てしまう事もあります。

ある意味すごく正直なんです。

相手選手が怖いから逃げてしまうのです。

リング上では自らすぐロープから顔を外に出しブレイクします。

技をかけられている時は「痛い!痛い!」と正直に言います。

いかに意地を張るか、どんなに痛くても平気な顔をして試合するか、というレスラーにとって美学ともいえる事と逆の事をする策士のようなレスラーなんです。

そうやって対戦相手を焦らしつづけて苛立ちを募らせ、最終的にはレフェリーの死角をつき反則行為をして丸めこんで勝利します。

そうです、矢野選手の事です。

矢野選手はレスリング出身でパワーもあり実力者なはずです。

それなのにチャンピオンベルトを盗むなどダメレスラーとも思われるようなスタイルでプロレスをしているのです。

設定されたキャラクターなのか元々そういう人なのかわかりませんが、そのスタイルはお客さんからの受けがよく矢野選手が出てくるといつもワクワクします。

矢野選手の立ち位置は客席を盛り上げる上で重要な役割を果たしているように思います。

他にもお客さんを盛り上げるという意味では田口選手も独自のポジションを持っているように感じます。

田口選手に関しては別の記事で取り上げているので興味があれば読んでみてください。


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レスラーとしての立ち位置を確立している選手

最後に

レスラーにとって自分だけの立ち位置を持つという事は、もしかしたらベルトを巻いている事より重要な事かもしれませんね。

その選手が出てくるだけでお客さんをワクワクさせてくれます。

大会の中でタイトルマッチやシリーズの決勝戦などはシリアスな試合展開があるので観ている方も独特の緊張感を感じています。

その試合が始まる前半に、思わず笑えて来るものだったり、会場の一体感を感じさせるなど、プロレスが持つ他の楽しみ方を教えてくれているのが自分の立ち位置を確立している選手なのかもしれませんね。