TAIJIの魅力
⑦ギター演奏
ギタリストだったTAIJI
TAIJIが元ギタリストなのは有名な話ですね。
一番最初に手にした楽器はギターだったとか。(シンバルかも?)
自伝では子供の頃に禁じられた遊び(愛のロマンス)をモノにして初ステージを踏んだと語られている。
驚きですよね。
Xではあまりエレキギターを持つ姿を観られませんが、大魔神5人組というコーナーでギターを持つTAIJIを見る事が出来る。
TAIJIはヒマラヤン五郎という名前で登場し、他のメンバーが呼びこまれている待機中、ギターでガンズ&ローゼスのSWEET CHILD O’MINEのイントロを弾く様子は手慣れて感じられた。
インタビュー記事でベースに転向したきっかけを聞かれた際にギターに限界を感じていたと答えているが、子供の頃に初ステージを踏むほどの演奏力を持ち、とことんこだわる性格だったというTAIJIが限界と感じるギターの演奏力のレベルは相当高かったものだと想像する。
TAIJIの魅力
⑦ギター演奏
Voiceless Screaming
Voiceless Screamingは涙を誘う。
TAIJIは数々の曲を残してくれたが、その中でも一番の名曲はVoiceless Screamingだ。
曲の良さもさることながらTAIJIのアコースティックギターの演奏技術の高さに驚かされた。
こんな演奏力を持っているのにギターに限界を感じていたなんて信じられない。
相当自分に厳しかったのだと思う。
XでアコースティックギターというとTAIJIが思い浮かぶ。
ライブでの演奏はTAIJIとPATAが弾いている。
youtubeで観る事が出来るTAIJIとPATAのMC中のやり取りは何回見ても微笑ましい。
本当に楽しそうだし、サポートメンバーに対する細やかな気遣いものぞかせている。
その分見終わった後に寂しさも感じてしまう。
男らしい雰囲気を持つTAIJIから繊細さを感じられる曲。
この曲を弾いている時のTAIJIは頭や体を揺らしながらグル―ヴを感じているように見える。
アコースティックギターを弾いていてもロックンローラーだ。
アコースティックギターの演奏技術の高さを物語るエピソードはX脱退後にも及ぶ。
自身が結成したDTRというバンドにおいて、相当なギターテクニックを持つギタリストがいたにもかかわらず、アコースティックギターのレコーディングではTAIJIにギター演奏をお願いしていたらしい。
もうギタリストの限界を超えている。
既存のギタリストの限界を超えるほどギターの演奏技術を持っている人がギターに限界を感じてベーシストに転向したという事になる。
TAIJIのギターに対する目標設定は常人では考えられないくらい高いものだったのだと思う。
それと同時に、限界という言葉が出て来なかったベースという楽器の奥深さも感じとれる。
Voiceless ScreamingはTAIJIの想いと作曲センスとギター演奏技術の全てが詰まった結晶のような作品なのだ。