【新日本プロレス】
集客という視点で楽しむ
③プロモーション
新日本プロレスのプロモーション
新規のファンを獲得する為に実施されてきた集客をテーマに考える内容を今までに2つ取り上げてきました。
1つ目は試合内容の充実、2つ目はメディアへの露出。
今回は新日本プロレスのプロモーションについて取り上げていきたいと思います。
新日本プロレスを経営する側の視点でも楽しんでいます。
沢山の人に新日本プロレスの存在を知ってもらうためにプロモーションとして何をしてきたかを取り上げていきたいと思います。
【新日本プロレス】
集客という視点で楽しむ
③プロモーション
ラッピング
新日本プロレスにおいて年に一度のビッグイベントといえばイッテンヨン東京ドームです。
東京ドームの収容人数は55000人とされているのでそれだけ沢山の人に足を運んでもらうにはイベントの開催を知ってもらう必要があります。
東京の首都圏の路線で一番利用者数が多いとされているのは山手線のようです。(参考:JR東日本企画2016)
その山手線の電車を車体広告で覆い都内を走り回るというラッピング電車というプロモーションがありました。
都内で利用者数が多い路線を新日本プロレスで覆われた電車が走り回るのだから相当なインパクトを期待できますね。
他にもG1シリーズなどの時にもラッピングを実施していたようです。
ラッピングは電車だけではなく路線バスや駅構内といった所でも行われていたようです。
これらは新日本プロレスを知らない人にも存在を知ってもらう効果があったと思います。
全く知らないけど、これだけ派手なプロモーションをしているのだからきっと今人気があって沢山の人から支持されているのかな?一度見に行ってみようかな?という気持ちになる人もいると思います。
【新日本プロレス】
集客という視点で楽しむ
③プロモーション
動画配信
動画配信サービス新日本プロレスワールドもプロモーションとして無料動画を配信しています。
有料で観るのはまだちょっと・・という視聴者に向けてサンプルのような動画を無料で観れるというものです。
無料動画には大会の煽りVTRや記者会見の様子、選手のオリジナル番組やインタビュードキュメントなどを観る事が出来ます。
肝心となるプロレスの試合はほとんどの場合有料でしか観る事が出来ませんが、無料コンテンツはこれから新日本プロレスを知りたい人にとって入りやすい内容になっていると思います。
シリーズ初日などでたまに無料でも試合が観れますからね。
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③プロモーション
コラボレーション
新日本プロレスを知ってもらうためのプロ―モーションの1つにコラボレーションもありましたね。
ファッションセンターしまむらとはコラボグッズやTシャツ、コンビニエンスストアのローソンではグッズを販売したり新日本プロレスとコラボした店舗もありました。
他にもアイドルグループAKB48のメンバーがプロレスを題材にしたドラマに出演し、スペシャルアンバサダーに就任したり、ももいろクローバーZのメンバーが試合に出たり、解説席に座ってコメントするなどアイドルとのコラボもありました。
これはアイドルファンの目を新日本プロレスに向けさせる効果を期待させます。
推しているアイドルが新日本プロレスを応援しているなら、自分がプロレスに興味を持てばきっと喜んでもらえるだろうというファン心理があるからだと思います。
野球チームとのコラボもありますね。
大の広島ファン内藤選手のユニット、ロスインゴベルナブレスデハポンと広島カープのコラボグッズも販売されています。
広島ファンの選手がいる事が新日本プロレスを観はじめるきっかけになった人もいるかもしれませんね。
CoCo壱番屋とのコラボもありましたね。
矢野選手もカレー店とのコラボ商品をプロモーションしている最中ですが、プロレスラーがカレーを紹介すると食べたくなります。
スポンサー企業とのコラボCMもありました。
シリーズの冠にスポンサーの名称を付けて○○プレゼンツという形で興行を行っている時のTVCMに新日本プロレスの選手が起用される事もありました。
ヴァンガードのCMでは映画バイオハザードの大人気主演女優ミラジョヴォヴィッチとオカダ選手の共演が話題になりました。
世界的に有名なミラジョヴォヴィッチとの共演は新日本プロレスの勢いを世界にアピールできたのではないでしょうか。
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集客という視点で楽しむ
③プロモーション
最後に
新しいファンを獲得するには、直接的に知ってもらうより間接的に知ってもらって少しずつ興味をもってもらうという方法が効果的なのかもしれないですね。
これはエンターテイメントの分野では共通しているものかもしれません。
楽しむという選択肢が沢山ある中で、新規獲得するにはいかにインパクトを与えられるかが大事になってくるような気がします。
新日本プロレスがもっともっと盛り上がってくれる事を期待しています。