アボガドロ定数とは?molから粒子数を求める計算方法と使い方
mol ⇄ 個数(粒子数)電卓
アボガドロ数(6.02214076×1023)を使ってmol(モル)と粒子の個数を双方向で変換します。
mol を入力すると個数が表示されます。
個数を入力すると mol が表示されます。
必要なら変更できます(既定値: 6.02214076×10⁺²³)。
mol ⇄ 個数(粒子数)電卓 取扱説明書
概要
この電卓は、アボガドロ数(6.02214076×10^23)を用いて mol(モル)と粒子の個数を双方向に変換できるシンプルなツールです。化学の学習や実験計算の補助に利用できます。
入力方法
mol(モル)欄
- molの値を入力すると、自動的に「個数(粒子数)」へ変換されます。
- 例)
0.5
mol →3.01107e23
個
個数(粒子数)欄
- 粒子数を入力すると、自動的に mol に変換されます。
- 例)
6.02214e23
個 →1
mol
アボガドロ定数欄
- 既定値は
6.02214076e23
です。 - 必要に応じて値を変更できます。
- 高校化学や一般的な計算では既定値のままで問題ありません。
アボガドロ定数について
アボガドロ定数(Avogadro constant) とは、1 mol の物質に含まれる粒子(原子や分子)の数を表す物理定数です。数値は正確に次のように定義されています:
- 6.02214076 × 10^23 個 / mol
つまり、1 mol の水素分子にはおよそ 6.022×10^23 個の分子が含まれているという意味です。この定数は、2019年の国際単位系(SI)の改定により、固定値として定義されました。したがって、実験に依存せず世界共通の正確な値が使われます。
この定数を使うことで、微小な原子・分子の世界と、私たちが扱うグラム単位の物質量を結びつけることができます。
表示される結果
- 入力値に応じて、画面下部に 読みやすい変換結果 が表示されます。
- 表示例:
0.5 mol = 3.01107e23 個
6.02214e23 個 = 1 mol
特徴
- 自動変換:数値を入力すると即時に変換結果が表示されます。
- 科学表記対応:
3.01e23
のような指数表記もそのまま入力可能です。 - 精度:12桁程度の有効数字で表示。大きな数値は自動的に指数表記に切り替わります。
- シンプル操作:ボタン操作は不要。入力するだけで結果が得られます。
利用上の注意
- 小数点以下の桁数や指数表記は自動で調整されます。必要に応じてご自身で丸め処理を行ってください。
- アボガドロ定数を誤って変更した場合は、既定値
6.02214076e23
に戻してください。 - この電卓は学習や計算補助用であり、厳密な研究用途には各自の判断でご利用ください。
まとめ
この電卓を使えば、煩雑になりがちな mol と粒子数の変換を、数値入力だけで直感的に行えます。化学学習の効率化や確認にぜひお役立てください。