音楽ファン同士に上下関係はあるのか?
音楽ファン同士に上下関係はあると思いますか?
ファンといってもいろいろな立場の人がいます。
ファン歴が長い人。
昔からのファンではないが、過去の資料などからアーティストに関する知識には詳しい人。
最近ファンになったばかりの人。
お金に糸目を付けない人。
人それぞれ立場によって考え方があると思うのでこれはあくまでも個人的な考えですが、
結論としては上下関係は無いと思います。
これはファン同士においてはという事です。
もしアーティスト側が音楽の素晴らしさを感じてもらう事より売り上げを重視する考え方であると仮定するならば、グッズや音源等を沢山買ってくれるかどうかによりファンに対して優先順位を考える事もあるかもしれませんが、
基本的にはどんな立場のファンであれ平等だと思っています。
ファンの分類
ファンと呼ばれている人達をファン歴で考えていくと
- 古参ファン
- 中堅ファン
- 新規ファン
に分けられると思います。
古参ファンをさらに傾向別に分けると、
- ずっと継続してファンを続けている
- ファンだったけどやめてしまった
- やめてた(休止してた)けどまたファンとして復帰した
と大きく3つに分類できます。
古参ファン
古参ファンというのは人気が出る前のまだ音楽活動を初めて間もない頃や世間での知名度が薄い頃にファンになった人達の事です。
知名度が無い時代のファンなのでアーティストとの距離が近く、接触しやすい環境のため顔や名前を覚えてもらえてたり、下手するとプライベートでも関わりがあったりと、ファンの中でも関係者に近いポジションにいる人達がいます。
古参ファンの中には音楽やライブが好きなだけでアーティストと接触する事には興味を示さずただ遠くで観ているだけで満足という人達がいたり、CDやグッズ等を集めている人もいたりします。
先ほどの3つの分類
- ずっと継続してファンを続けている
- ファンだったけどやめてしまった
- やめてたけどまたファンとして復帰した
で古参ファンを見ていきます。
ずっと継続してファンを続けている
知名度が薄い時代からずっと継続してファンを続けている人達というのは後乗りのファンからすると憧れの対象ともいえる存在です。
アーティストの歴史をずっと見続けてきた人達なので仲良くしてもらえると雑誌などでは知る事が出来ないような貴重なエピソードを聞かせてくれたり、レアグッズを見せてくれたりします。
ずっと応援している事もありアーティストへの思い入れが強いので、本気度を感じないファンには冷たい対応をする人もいたりします。
ファンだったけどやめてしまった
昔ファンだったけどやめてしまった人はお宝グッズを沢山持っていたりします。
ネットオークション等に出品してくれる事もあり新規ファンにとっては有難い存在とも言えます。
実際はやめていない人も
結婚などの事情で表立ってファンとして応援出来なくなってしまっているだけで、ファンはやめていない人も中にはいます。
生活スタイルに負担がかからないように調節しながらライブに行ったり、CDやDVDを継続して観たり聴いたりするなどの楽しみ方をしています。
ファン休止中といったところでしょうか。
やめてたけどファンとして復帰した
家庭環境が落ち着いた等でファン休止期間から復帰した人達の事です。
継続してファンを続けてきた人と久しぶりの再会などの喜びから昔話に花が咲き、新規ファンや中堅ファンにとっては伝説ともなっているような有難い情報をより具体的に聞ける事があります。
ですが中堅ファンからすると接し方が難しい人達ともいえるかもしれません。
例えるなら、自分が働きだした頃には辞めていて職場にいなかったバイト先の先輩と同期だった人が再び新人として入ってきた。みたいな感じでしょうか。
昔の話は新規ファンや中堅ファンに質問された時だけにしたほうがいいかもしれません。
きっと昔の事を知りたがっているだろうからと親切に教えているつもりでも、聞く側からすると求めてもいない自慢話に付き合わされ、上から目線で見られているような感覚になり嫌な印象を与えてしまう事もあるからです。
結論
基本的にファンに上下関係は無いと思っています。
ですが、心の中で優劣を付けたくなるものだとも思います。
特に古参ファンからすると長い期間費やしてきた時間やお金などから思い入れが強く誰よりもファンとして上だと考えたくなるものです。
自分なりに持っているファンとしての定義から外れている人を見ると違和感を感じてしまうのはそれだけこだわって応援しているからだと思います。
その気持ちも分からなくはないですが、その思いは心の中だけにしておいて欲しいです。
自分が持っているファンとしての定義を相手に押しつけるというのは違うと思います。
それぞれ立場によって考え方や楽しみ方がありますからね。
ライブへの参戦回数がいかに多いか、
いかに沢山の音源やグッズを持っているか、
それはアーティストからすると嬉しい事かもしれません。
ですが、ファン歴が長かろうが短かろうが関係なく、
アーティストに迷惑をかけずマナーをしっかり守り、周りの人達を不快にさせない人が一番のファンだと思います。