【ディズニー】
キャストの神対応と安全によって夢の国という世界観はできている
夢の国という世界観を壊さない
ディズニーリゾートに行くたびに感じる事は夢の国という世界観へのこだわりです。
ゲストの笑顔や楽しい気持ちを生み出すために沢山の人が動いてくれています。
その人達の対応からは人としての温もりのようなものを感じます。
今回は夢の国という世界観を壊さないをテーマに取り上げていきます。
【ディズニー】
キャストの神対応と安全によって夢の国という世界観はできている
安全性を重視している
ディズニーリゾートからは安全性へのこだわりを感じます。
夢の国という楽しい気分を味わう場所で危険な思いをしてしまうと楽しさとの落差が大きいため、嫌な思い出が強く記憶されてしまう可能性があるからかもしれません。
安全性を重視していると感じた事の1つにパーク内の掃除を担当している清掃員さんはしゃがまないというのがあります。
清掃員さんは長めの掃除道具を持って作業しています。
それはしゃがまずに掃除をするという目的の為だそうです。
では、なぜしゃがんで掃除をしないのか?
その理由はゲストの安全性を重視するためです。
人がしゃがんだ時というのは立っている人側の視点で見ると低い位置になるので視界に入りづらく、その存在に気づきにくくなりますよね。
パーク内は歩行者が沢山います。
しかも周囲には魅力的な世界が広がっている事から、よそ見しながら歩いているので前方に対する注意力は鈍くなりがちです。
そんな中で前方のしゃがんで低い位置にいる人につまづいてしまった場合、上半身は物理的に前方へ倒れ込む形になり、ケガをしてしまう可能性があります。
そうならないために清掃員さんはしゃがまずに掃除をする事で、万が一ゲストさんが掃除中にぶつかってしまっても前方に倒れこんでケガをしない為の安全対策をしてくれているのです。
また、ディズニーには沢山のアトラクションがあります。
人気アトラクションに乗る事を目的にディズニーに訪れる人達がほとんどだと思います。
ですが、そのアトラクションが中止になってしまう時があります。
アトラクションの安全性が少しでも保障できない場合は点検のため中止されます。
アトラクションを楽しみにして遠くから来たゲストさんにとって、そのアトラクションが乗れないというのは笑顔にするどころか、とても残念な気持ちにさせてしまう行為です。
ディズニーはゲストを笑顔にさせる事にこだわっています。
しかし、もしお客さんの笑顔を優先する為に不安要素のあるアトラクションを強引に営業させて事故でも起こしてしまったら大変なことになります。
楽しい夢の国のイメージを傷つけてしまい、笑顔が消え、嫌なイメージを持たれてしまいます。
アトラクションの中止というのは楽しみにしていたお客さんを残念な気持ちにさせてしまうという事がわかるので、来た人全員を笑顔で帰したいディズニー側にとっては苦渋の決断なのだと思います。
夢の国が夢の国のままでいるために、お客さんの楽しい夢の時間を守るためには安全性を重視するための多少の犠牲は仕方がないものだと思います。
【ディズニー】
キャストの神対応と安全によって夢の国という世界観はできている
お弁当の持ち込みNGなどのルール
パーク内へのお弁当の持ち込みは禁止されています。
これは夢の国のイメージを守るためのようです。
また安全性を重視する事から食中毒の予防という目的もあります。
万が一お弁当を持ち込んではいけないというルールを知らないまま入場してしまった人の為に入り口近くに食事スペースが用意されています。
他にもスーツケースなどの大きな荷物はコインロッカーなどに預ける必要があります。
夢の国には現実を連想させるものは持ち込ませないというこだわりを感じますね。
【ディズニー】
キャストの神対応と安全によって夢の国という世界観はできている
キャストのプロ意識が高い
キャストさんの対応は丁寧で気持ちがいいです。
きっと高いレベルでの教育とトレーニングを受けている事以上に、
ディズニーが本当に大好きなのだと思います。
ゲストさんが望む事を先回りして予測し、考えてもいなかったようないい提案をしてくれる時もあります。
細かい気配りができるのは、働く側でいながらもディズニーのファンという視点を持っているから。
そしてディズニーで働いているという感覚ではなく、ディズニーの物語の中のキャストという登場人物に徹するというプロ意識を持っているからだと思います。
パレードのダンサーさんは全員が同じ振り付けで踊るパートとそれぞれが自由に表現するパートがあります。
そこにもキャストとしてのプロ意識を感じます。
パーク内にゴミが落ちているといい気持ちにはなりませんよね。
しかし清掃員さんが掃除する姿は夢というより現実を連想させてしまいます。
清潔なパーク内を維持する為に清掃員さんは必要ですが、パーク内に常時いなければならないため、その存在を隠すのは難しいですよね。
ならば清掃員さんも物語の登場人物にしてしまえばいいという考えが生まれたのだと思います。
ディズニーは本来ならば人目に付かない裏方というポジションの清掃員さんをファンカストというエンターテイナーにしてしまったのです。
ファンカストとはディズニーシーでパフォーマンスしている清掃員さんの事です。
ファンカストさんはゴミを拾っているのではありません。
夢のかけらを集めているのです。
掃除という動作もキャストとしてエンターテイメントにしてくれているのです。
ディズニーリゾートの物語に登場するキャストさんにとっては、
パーク内のどこに居てもその場所がステージなのだと思います。
【ディズニー】
キャストの神対応と安全によって夢の国という世界観はできている
最後に
ディズニーリゾートは夢の国という世界観を壊さないためにいろいろとしてくれている事が分かりますね。
そのために沢山の人が動いてくれているのだと思います。
夢の国の世界観を作っているのはお客さんの目に届く所にいる人達以外にもお客さんから見えない所の人達の力もあるのだと思います。
見える見えないに関わらず、ゲストの為に動いてくれている人達全員がディズニーの物語の登場人物なのだと感じています。