ロスインゴは人気選手ぞろい
新日本プロレスの人気ユニット、ロスインゴベルナブレスデハポン。
内藤選手がメキシコ遠征から帰ってきてから様子がおかしくなり、1人で結成されましたね。
今ではパレハ(相棒)も次々と加わり、絶大な人気を誇るユニットとなっています。
この記事では、なぜロスインゴベルナブレスデハポンは人気があるのかを主観で分析していきます。
内藤哲也の発信力
内藤選手の発信力の高さは素晴らしいです。
新日本ファンが抱いている想いを代弁する発言がとても的を得ていて驚かされます。
内藤選手は以前ベビーフェイスで活躍していましたが、棚橋選手と近い路線だったためプロレスラーとして伸び悩んでいたように思います。
オカダ選手にもIWGPを先に越されて、大阪ではブーイングを浴び、相当追い込まれていたように感じます。
ですがメキシコへ遠征に行ったことで自分の道を見つけたのだと思います。
そこからの内藤選手は飛躍していくスピードがものすごく速く感じました。
今まで大事にしてきたものを捨てて、吹っきれた内藤選手はのびのびと自分らしくプロレスを楽しんでいるように感じます。
誰かを目指しているうちは、その誰かより上に行く事はできない。
なぜならその道は誰かが作った道だから。
そのようなメッセージをロスインゴで活躍する内藤選手から教わったような気がします。
プロレスラーとしてベルト以上の価値を手に入れた内藤選手の存在があってこそのロスインゴベルナブレスなのです。
高橋ヒロムのサービス精神
高橋ヒロム選手ほど制御不能という言葉がピッタリな選手はいないと思います。
それは派手で過激さを感じるプロレススタイルはもちろんのこと、少年というよりも精神的に子供のような無邪気な顔を見せる半面、しっかりと計算されていたり、かと思うとものすごく臆病な一面を見せたりとつかみどころがないのが魅力となって人気を得ているように感じます。
ヒロム選手が出てくるとなぜか顔がほころび、きっと何かを起こしてくれる期待感を持たされます。
ドキュメンタリーなどのインタビューでも真剣に質問に答えていたのかと思うと急に奇声を発したり、意味不明な発言をしたりと何を伝えたいのか分からなくなる時も若干ありますが、ヒロム選手からは優しさと強いサービス精神を感じます。
なぜなら、自ら発信するいろいろなアイデアによってファンを楽しませようとしているのが伝わってくるからです。
高橋ヒロム選手はつかみどころのないキャラクターと子供っぽさ、強いサービス精神が魅力になっているのだと思います。
SANADAのカリスマ性
SANADA選手からはカリスマ性を感じます。
口数が少ないせいか、試合中の背中から感じたものが俺のメッセージだ!と言われているような気になってしまいます。
試合運びもレベルが高く、オカダ選手のライバルとして今後も期待が持てます。
見た目も少しずつ変化しています。
モデルさんのようなイケメンでありながら、気がつくとあごひげがどんどん伸び、現在では金色になっています。
ですが、あまりその事について誰も触れない、というよりも気にさせない空気感を持った不思議な選手なのかもしれません。
長岡大会でのメインイベント後の締めの挨拶では、客席のお客さんの協力を得て幻想的な空間を魅せるというロマンチックな面も持っている魅力的な選手です。
普段口数が少ない事からマイクパフォーマンスでしゃべった時にそのレアさからお得感を感じます。
気持ちを表現するのは何も言葉だけじゃない。という男の不器用さのようなものを魅力として持っている選手だと思います。
とはいうものの、欲を言わせていただくのならば、もっと発信力があるといいかなとも思います。
EVILの世界観
EVIL選手はキャラクターの個性が強さが特徴的で、ロスインゴの中ではパワーファイターに位置している選手だと思います。
ロスインゴの最初のパレハとして現れた時はそのルックスの変貌ぶりに驚きました。
キャッチーな決め台詞と見た目のインパクトからか子供からの人気も得ています。
制御不能と称されるロスインゴにおいて、EVILは独特の世界観を放っています。
設定としては魔界からの使者的な感じなので椅子で攻撃するなどの悪い振る舞いが売りとなっていますが、お客さんが楽しめているかを常に意識しているような印象を感じ、本来の性格は優しいのではないだろうかと感じる部分もあります。
強烈な個性と隠しきれない人間らしさによって人を惹きつける魅力を持った選手だと思います。
少し決め台詞に頼っている感じもするので、今後の発信力を期待しています。
鷹木信悟の説得力
新メンバーとは思えないほどの存在感をもつ鷹木選手。
試合においては強靭な肉体から繰り出される圧倒的なパワーとタフさを感じる選手です。
新メンバーとはいえプロレスラーとしてはベテランの匂いを感じるからか、絞めのマイクパフォーマンスやバックステージの発言において言葉の説得力を感じます。
対戦相手を上から目線で扱うような傲慢さを感じさせながらも、対戦相手への敬意の気持ちを持ち、ロスインゴの仲間との絆を大事にしています。
鷹木選手はガキ大将のような暑苦しさと共に義理人情に厚く、面倒見の良さと人間臭さに魅力を感じる選手だと思います。
このままてっぺん目指して駆けのぼっていく事を期待しています。
BUSHIの立ち位置
ロスインゴベルナブレスというユニット名のコンセプトであるメキシコ色を一番感じられる選手だと思います。
BUSHI選手はプロレススタイルからルチャリブレの華麗さと昭和プロレスのような懐かしさを併せ持つ魅力を感じます。
ライバル的な存在のKUSHIDA選手がWWEに挑戦しているため、ライバルがいなくなったBUSHI選手は今後どのように立ち位置を見つけていくのか注目しています。
ベテランの雰囲気を感じられますが、ジュニア戦線では鷹木選手の個性に押されている感もあるので、新たな進化を期待しています。