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新日本プロレスは何故面白いのか
新日本プロレスの面白さを構成する要素には大きく考えて3つあると思います。
- 試合内容や選手の面白さ
- 予想する面白さ
- 妄想の面白さ
厳密に言うと新日本プロレスの面白さには他の要素もありますが、この記事ではこの3つの要素について取り上げていきたいと思います。
試合や人気選手が面白い
新日本プロレスの面白さはまず試合内容にあると思います。
様々なファイトスタイルを持つ選手が沢山いるのでバラエティ豊かな試合が楽しめます。
正々堂々と闘うベビーフェイスと悪事を働きながら闘うヒールが交わる事で感情が揺さぶられ興奮するのだと思います。
新日本プロレスの面白さは選手にもあります。
自分が応援していた選手がベルトを勝ちとったり、トップレスラーとして成長していく様を見守り続ける事で選手に対して感情移入し喜びを共に感じる事ができるからです。
プロレスラーという視点ではなく、テレビ番組やSNS等で見せる素顔の部分に親近感を持つ事で選手を1人の人間として好きになることもあります。
その選手が栄光を掴んだ時の喜びを感じるのが面白いのです。
予想するのが面白い
プロレスの面白さに予想があります。
格闘技の面でいうと、どちらが勝つのかという予想をする面白さがありますが、新日本プロレスにはドラマがあり先の展開を予想する面白さも加わってきます。
試合後に次の展開を期待させる出来事が起こる事で、この続きはまた次の大会で!という次回予告のようにストーリーを途中で区切るような状態でその日の大会が終了してしまうので、観ている方は早くその続きが知りたくなってきます。
その続きのストーリーが今後どうなっていくのかを予想するのが面白いのです。
他にも、モニターにいずれ参戦するであろう選手のプロモーション映像が流れ、この選手はどんな選手でどの時期にどのような形で登場するのかも明確にアナウンスされないのも、予想を楽しませる為だと思います。
その選手についての予想を話題にしてプロレスファンは楽しんでいるのです。
予想の楽しみ方には他にもいろいろな視点があります。
まとめ記事で取り上げていますので興味があれば読んでみて下さい。
妄想するのが面白い
様々な情報を元にして現実的に起こり得そうな事を想像するのが予想だとするならば、妄想はこうなっていったらいいなという願望を想像するのが面白いのです。
ストーリーの流れや巷の情報に流されることなく好き勝手に考えていけるので、妄想の話には終わりがなく辻褄が合わなくなる事が多く発生します。
普通ではあり得ないような他団体の選手が新日本に参戦してあの選手と闘うのが見たい!だとか、この選手が現在のユニットから抜けて新ユニットを結成するなど妄想話には花が咲きます。
この、ある種冗談で言っていたかのような妄想の話がまれに現実で起こったりするから面白い。
現在WWEの選手が新日本のリングに上がっているなんて数年前には妄想の話でしたからね。
新日本プロレスの変化のスピードには驚かされるばかりです。
✅ 1. 試合内容のクオリティが圧倒的に高い
新日本プロレスといえば、「試合そのものの完成度」がトップクラス。
1試合の中に「物語」があり、技の応酬や表情、間の取り方ひとつで観客を引き込む演出力は他団体と一線を画します。
- オカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイのような“ドラマ性+運動能力”の融合
- 中邑真輔時代から続く「ストロングスタイル+表現力」の文化
本気でぶつかり合うからこそ、見る側も感情移入してしまうのです。
✅ 2. 選手のキャラクターが立っている
新日本の選手は単なる「強いレスラー」ではなく、それぞれが“ストーリーの主人公”。
ヒールでもベビーフェイスでも「感情の起伏」があり、応援せずにはいられない存在になります。
- 内藤哲也の“制御不能なカリスマ”ぶり
- 棚橋弘至の“100年に1人の逸材”としてのヒーロー像
- 鷹木信悟の“気迫と魂の男臭さ”
選手の個性に感情を揺さぶられ、「推し」の応援に熱が入ります。
✅ 3. 試合前の予想・展開の読み合いが楽しい(=予想の面白さ)
プロレスファンの醍醐味の一つが、「この試合、どうなるのか?」という試合前の“妄想”と“予想”。
- この技が決まったら勝つのか?
- もしかしてここで裏切りが起きる?
- トーナメントの勝ち上がりはどの選手か?
特にG1 CLIMAXやNEW JAPAN CUPなどでは、ブロックごとの勝敗予想をSNSで盛り上げるファンも多数。
予想が的中しても外れても、**「語り合える楽しさ」**が新日本の魅力です。
✅ 4. ストーリーや因縁がファンを巻き込む(=妄想の面白さ)
新日本プロレスは、ただのスポーツではなく、**壮大なストーリーが交錯する“連続ドラマ”**のような世界観。
過去の因縁、裏切り、再会、ユニットの抗争などが織り交ぜられ、ファンは自然と“妄想”に引き込まれます。
例:
- EVILのBULLET CLUB加入時の裏切り劇
- オスプレイとオカダの「師弟越えストーリー」
- 内藤の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」誕生秘話
「あの時の因縁、次に回収されるのはいつだろう?」と、プロレス的妄想が止まらなくなります。
✅ 5. 世界とのつながりが広く、展開が読めない
AEWやROHとの提携など、グローバル展開が活発な新日本は、突然の海外選手参戦や遠征があるため、予測不能なサプライズが多いです。
- 海外で名を上げたKENTAの凱旋参戦
- 外国人レスラーとの急なユニット結成
- 海外タイトルとのクロスオーバー演出
プロレスという枠を超えて、世界規模で妄想できるのが最大の醍醐味です。
✅ まとめ
新日本プロレスは、ただの「格闘技」ではなく、
- 試合そのものの魅力
- キャラクターの奥行き
- 予想の楽しさ
- 妄想をかき立てる物語性
- 世界とつながるスケール感
これらが一体となった“最高のエンタメ”です。
一度ハマると、どこまでも語れてしまう。**それが「面白さの本質」**なのです。