【新日本プロレス】
田口隆祐選手のチャレンジから成功へつなげる為に必要な精神を学ぶ
ファンキーウェポン田口隆祐
新日本プロレスには田口隆祐という選手がいます。
ファンの方にはとてもユニークなスタイルの選手としておなじみですが、プロレスの技術は相当高くチャンピオンの経験もある選手です。
その田口選手がある時期を境につぎつぎと話題を作り始め、さらに人気レスラーとして新日本プロレスを楽しませてくれています。
人気レスラーになるまでの軌跡を見てみると成功への秘訣が隠されているように感じました。
この記事では田口隆祐選手のチャレンジから成功へつなげる為に必要な精神というテーマで進めていきます。
【新日本プロレス】
田口隆祐選手のチャレンジから成功へつなげる為に必要な精神を学ぶ
田口隆祐選手と成功するために必要な3つの要素の共通点
成功するための要素として言われているものにはこのようなものがあります。
要素と田口選手を照らし合わせて見ていきたいと思います。
変化し続ける事
この速いスピードで流れていく時代の中で成功するためには、時代に合わせて変化し続ける事が必要と言われています。
田口選手は現在WWEで活躍しているフィンベイラー選手がまだ新日本プロレスにプリンスデイビッドとして所属していた頃、アポロ55というタッグチームをデイビッド選手と組んでいました。
アポロ55は正統派のプロレススタイルが売りで華麗な空中技などで楽しませてくれていました。
ですが、ある時プリンスデイビッド選手が帰国したバッドラックファレ選手と共に田口選手に対して裏切り行為を行なったことによりアポロ55は解散、バレットクラブという新ユニットを結成し新日本プロレスの中心選手として人気を集めるようになってきました。
田口選手とデイビッド選手は新日本を退団するまで抗争をしていましたが、最後には握手をして新日本から送りだしていました。
その後の田口選手の動向が気になっていた頃、第69代IWGPヘビー級チャンピオンに輝きました。
ここから田口選手のキャラクターに変化が起き始めます。
この時からバックステージコメントで下ネタを連発するようになってきたのです。
下ネタがいいかどうかはさておき、少しずつ注目を集めるようになってきました。
田口選手はイケ面レスラーで下ネタなど言わないイメージを持っていたので最初はビックリしましたが、真剣な顔で時に照れながら下ネタフレーズを言う田口選手を見続けていくうちに面白くなってきました。
その後もオーマイアンドガーファンクルという意味の分からない発言だと思っていた事が話題を集めだし流行語にもなりました。
波に乗ってきた田口選手はそれからというものツタンカーメンの恰好をしてみたり、演歌歌手になったり、新ユニットタグチジャパンの監督になったりと自由な発想で変化しつづけ、ファンからの反応が薄くなってきたら違うものへと変更、反応があったものはさらに面白くというように見せ方を工夫しながら沢山のファンから支持されるようになりTシャツやタオルなどのグッズも売れて大成功をおさめています。
思いついた新しいアイデアや今トレンドになっている事をすぐプロレスに取り入れて、お客さんの反応を見ながら軌道修正したり、受けがよかったものはさらに手を加えるといったファンを楽しませようとするチャレンジを何回も繰り返して成功につなげていく精神はビジネスに繋がっているように感じました。
周囲を巻き込み協力を得る事
1人の力では成功するのは難しい事だと思います。
成功をおさめている人たちはどんな分野においても誰かしらの協力があったからうまくいっているのだと思っています。
田口選手には周囲を巻き込む力があるように感じます。
日本がサッカーや野球などのスポーツで世界を相手にする時に使う○○ジャパンという名称からタグチジャパンというチームを作ったことで日本人がもつ愛国精神を刺激されたような気持ちになり応援したくなってしまいます。
田口選手の人気の理由は発言だけではなく試合中のパフォーマンスの面白さだと思います。
感情を体の動きによって遠くのお客さんにもわかるように表現しているように感じます。
人がどうすれば喜ぶか、どうすれば面白く感じるかということが体に染みついていて、ただ見ているだけで笑えてきてしまうというのは田口選手の持って生まれたセンスのように思います。
田口選手の試合が始まるというだけで何か楽しい事をしてくれるという期待でワクワクします。
田口選手は実力者なので面白さに加えクオリティーの高い試合も見せてくれます。
本気になればまたチャンピオンになれる存在なのに、田口選手はもうそこを目指すのではなくお客さんを楽しませて笑顔にするレスラーとしての存在価値の高さを重要視しているように感じます。
ベルトを巻いているかどうかなど気にならないくらい田口選手には周囲の注目を集める要素が沢山詰まっているように思います。
成功している人のマネをする事
成功するためには成功している人のマネをするといいとよく耳にします。
田口選手は人の技やパフォーマンスをよくパクリます。
越中詩郎選手の得意技であるヒップアタックや中邑選手のイヤァオなどを本人から許可が出ているのか分かりませんが、はたから見ると勝手にパクって使っているように感じます。
ですが田口選手は丸パクリはしていないように思います。
面白く変化させて使っています。
原型が分からなくなるくらいに変化させ、もともと自分のものだったかのようにオリジナリティを感じるものに変えてしまう天才だと思います。
新日本プロレスにイノベーションを起こしているのです。
それは元ネタとなった本人をまるでバカにしているかのようにも感じられてしまうほどのアレンジを加え、オーバーに変化させてしまいます。
なのでその元ネタを知っているお客さんからすると、そのオーバーなアレンジが面白くて仕方がありません。
パクリはプロレスだけにおさまらず、その時話題になっている人のコスチュームで登場したり、その人にまつわる動きなども自分のものにしてしまいます。
元になった人たちがカッコよく使っていたものを面白く笑えるものにしてしまうのです。
対戦する選手がもっとも売りとしているものを面白く変化させてマネるので、相手側をコケにされたような気分にさせる効果もあります。
もしかしたらファンの人の中には怒っている人もいるかもしれませんが、「田口だからなぁ」となぜか許されてしまう憎めないキャラクターとして認知させたのも田口選手のすごいところだと思います。
田口選手はパクるばかりでなく自身が持っている豊かなアイデアでオリジナルの動きをいろいろと生み出しています。
プロレスラーという言葉にはいろいろ意味が含まれている事を教えてもらえる選手だと思います。
【新日本プロレス】
田口隆祐選手のチャレンジから成功へつなげる為に必要な精神を学ぶ
最後に
新日本プロレスの人気には試合内容のすばらしさ以外にもいろいろな楽しめる要素が集まっている事に理由があるように思います。
プロレスのいろいろな場面を見ていると、ふとしたときに選手の持つ魅力に気づく事があります。
レスラー1人1人を深く掘り下げて見てみるのも面白いですね。