【ディズニー】ナイトカストーディアルとメンテナンスによりディズニーの世界観は守られていた

【ディズニー】
ナイトカストーディアルとメンテナンスによりディズニーの世界観は守られていた

メンテナンスとナイトカストーディアル

BACKSTAGEというテレビ番組でディズニーリゾートが取り上げられていました。

この番組は陰で支える仕事をしている人達にスポットを当てて紹介する番組でした。

ディズニーリゾートは昼夜問わず約1000人のキャストさんがメンテナンスをしてくれているおかげで我々ゲストは夢の国を楽しむ事ができています。

その中でディズニーリゾートを陰で支える仕事として、

メンテナンス清掃の様子を観る事ができました。

アトラクションを安全に楽しめるように保守、整備をしてくれているメンテナンス担当さん。

ゲストがディズニーリゾートのパーク内を歩いている時に見かける清掃員さんはカストーディアル

ディズニーの世界観を作り上げる為、午後10時閉園後のパーク内をゲストのいない真夜中に人知れず磨いてくれている清掃員さんはナイトカストーディアルと呼ばれているそうです。

今回はディズニーを陰で支える方々をテーマに取り上げていきます。


【ディズニー】
ナイトカストーディアルとメンテナンスによりディズニーの世界観は守られていた

アトラクションのメンテナンス

ディズニーリゾートのアトラクションは楽しめるものばかりです。

安全にアトラクションを楽しめるのは日々メンテナンスしている方々がいるからです。

番組ではゲストが安心してアトラクションに乗る為にキャストさんによってどんなメンテナンスがされているのかを知る事が出来ました。

まず最初に紹介されていたのは大人気アトラクション、

スプラッシュマウンテン

スプラッシュマウンテンというと思い浮かべるのは滝のように流れている水。

その水が止まる様子を初めて見る事ができました。

毎日保守点検のためにスプラッシュマウンテンのコースの水を全て抜くそうです。

水を抜くと出てきたのはベルトコンベア。

水を抜いた後にはコースの中に担当者が入り、徒歩でベルトコンベアを固定するボルトを1つ1つハンマーで叩き点検していました。

ボルトを叩いた時に出る音を聞いて緩みなどの異常がないかをチェックするわけです。

なんという地道な作業。

自動車の日常点検とはケタが違い100本以上のボルトを叩くそうです。

ベルトコンベアの軸がしっかり回転しているかも当てたハンマーから伝わる振動音で確認していました。

次に担当者さんが向かった先は56台ものボートがある格納庫。

ボートの点検をしていました。

スプラッシュマウンテンには水路の途中にレールがあり、そのレールをボートの底面の車輪を使って走っているそうです。

乗り心地が悪くならないようにとその車輪が滑らかに回転するかどうかを1つ1つ点検されていました。

次は座席についている安全バーの点検。

安全バーは倒しきるまでに9段階あり、1段階ごとに音が出ます。

その音がきちんと9回鳴っているかを物凄い早さで点検していました。

ビッグサンダ―マウンテンの点検の様子も紹介されていました。

ビッグサンダ―マウンテンにはアクセルもブレーキもついておらず、

車輪によってスピードを調節しているそうです。

その車輪は柔らかい素材のものと硬い素材のものと2種類あり、

天候の変化によってどの素材の車輪にするか決めているそうです。

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470人の清掃プロ集団

ディズニーリゾートの美しさを保ち続けるために、閉園してから開園するまでの時間、

470人の清掃員さんによって全部清掃されているそうです。

清掃の場所として紹介されていたのはイッツ ア スモールワールドの前の広いスペース。

そこの床面をホースから出す大量の水によって洗い流す様子が紹介されていました。

他にもシンデレラ城、トゥモローランド、ウエスタンランドなどの様子も。

ディズニーランドとディズニーシーは約50人のキャストさんによって全て水洗いされているそうです。

お昼の清掃員さんがキレイにしてくれているのでゴミなどないのでは?と思いましたが、

髪の毛やホコリなどの目に見えないものまで残さないようにというゲストへの想いがあるようです。

ディズニーではパレードやショーなど、ゲストがパーク内の床に座ったり、赤ちゃんがハイハイしたりする場面があります。

そんな時に衣服が汚れて残念な気持ちにならないようにという配慮がされているのです。

清掃作業はアトラクションでも行われていました。

スプラッシュマウンテンのボートの座席や外観、メリーゴーランド、レストランのオブジェなどゲストが触った部分を指紋1つ残さないようにと全て手作業で拭きあげていました。

清掃作業には汚れを落とす事以外に金属部分の光沢を出すという目的もあり、映画のシーンにふさわしくなるようにしてくれていました。


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朝に行われる作業

開園まであと数時間とせまった朝には、暗い夜では気づきにくい所の清掃が行われていました。

ゲストが触る可能性がある柵や手すり縁石などをキレイに拭きあげています。

他に、床面の汚れが無いかを見て回り、途中で床にこびりついたガムを発見するとそれを取り除く様子も紹介されていました。

カストーディアルさん、ナイトカストーディアルさんが想いを込めてキレイに清掃してくれている大切な夢の国なのでゲストは目一杯楽しみながらもパーク内を汚さないように過ごしましょうね。

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最後に

陰でディズニーを支えている真夜中のキャストさん。

見えない所まで徹底的にこだわって映画の世界観を保ってくれている事が分かりました。

番組の中で紹介されていたのはその中の一部分だと思います。

沢山のキャストさんによってディズニーは支えられていると改めて知る事ができ、

普段では見られないディズニーの裏側を見る事で、ディズニーを違う角度で楽しむ事ができました。

ディズニーには楽しむ事以外に学ぶべき要素が沢山ありますね。