【新日本プロレス】提携団体メキシコのCMLL!ルチャリブレを楽しむ
新日本プロレスの提携団体にCMLLがあります。
毎年1月ごろに行われるCMLLとの合同大会ファンタスティカマニアでは普段の新日本プロレスとはまた違った雰囲気でプロレスを楽しむ事が出来ます。
また新日本プロレスワールドではプロレスの本場メキシコのアレナメヒコでのCMLLの試合を観る事ができますが、新日本プロレスとスタイルが違うところがあります。
この記事では新日本プロレスの提携団体、CMLLのメキシコでのプロレススタイルについて取り上げていきます。
内容はこちらです。
【新日本プロレス】提携団体メキシコのCMLL!ルチャリブレを楽しむ
CMLLの簡単なルールと新日本プロレスとの違い
CMLLのプロレスはルチャリブレと呼ばれていて自由な戦いという意味らしいです。
男性レスラーはルチャドール、女性レスラーはルチャドーラと呼ばれています。
その中でも一流選手はスペル・エストレージャと呼ばれています。
ルチャドール達は2つの分類に分けられ、それぞれの立場で対戦をする図式になっています。
ルチャドールの分類
テクニコ
新日本プロレスにおけるベビーフェイス(いわゆる正義のヒーローのような立場)のグループ。
女性の場合はテクニカと呼ばれます。
ルード
新日本プロレスにおけるヒール(悪者)のグループ。
女性の場合はルーダと呼ばれます。
簡単にいうと正義(テクニコ)VS悪(ルード)という図式です。
テクニコ組 VS ルード組の戦いがメインになっています。
試合形式
新日本プロレスになじんできた頃に初めてCMLLの試合を観ていて驚いたことなんですが、CMLLにおいて勝敗の決着は3本勝負がメインとなっています。
先に2勝した方の勝ちということです。
大概の場合、お互い1勝ずつした状態で3本目の試合を迎えどちらが勝つかを楽しむスタイルですが、連続して先に2勝してあっさり試合が終わる事もあります。
3本勝負ということもあり1試合あたりの試合時間が長いです。
1本勝負と違い、勝った選手がなかなか引っ込まないので最初は違和感を感じましたが、一旦受け入れてしまってからは普通に観れるようになりました。
また、CMLLではタッグマッチでの試合が多く、キャプテンフォール形式マッチというものもあり、タッグチームの中でキャプテンとされている選手に勝利するか、キャプテン以外の他の選手全員に勝利して1本となる試合形式もあります。
他にもルチャドールの命とも言えるマスクを賭けて闘うマスカラ・コントラ・マスカラや、負けると頭を丸坊主にしなければならないカベジュラ戦などがあります。
【新日本プロレス】提携団体メキシコのCMLL!ルチャリブレを楽しむ
CMLLのここに注目して楽しんでいます
同じプロレスというジャンルですが新日本プロレスとCMLLには違うところがいろいろある事に気がつきました。
入場シーン
入場の際、巨大モニターにこれから試合をする選手が映し出されるところは新日本プロレスと変わりませんが、花道の両端にエデカンさん(セクシーな女性ダンサー)が並んでいて踊りながら花道を彩り、これから始まる試合を華やかなものにしてくれています。
時折カメラに映るエデカンさんのセクシーなカメラ目線が気になってしまい、これから試合をする選手が誰かという事を見落としてしまわないように注意です。
観客席
以前サッカーのワールドカップで話題になったブブゼラの音が観客席のあちらこちらから聴こえてきて異国感が楽しめます。
また、試合中にカメラが観客席を映した際にカップルがイチャイチャしだしたり手を振ったりとカメラに向かってアクションをする様子が映り、日本ではあまり見られないようなオープンお国柄の雰囲気を感じられます。
笑顔で楽しそうなお客さんの様子を観ていると会場の開放的な雰囲気が伝わってきます。
無重力空間を感じる試合
ルチャドール達は同じ人間とは思えないほどの動きを楽しませてくれます。
ものすごく危険に思えるような空中技の数々を涼しい顔で繰り出しています。
受け身の取り方も衝撃の力を最小限に抑えているように滑らかで美しさを感じます。
かと思うと、ジャベと呼ばれる関節技を操り、じっくりと試合を進める場面もあり、緩急を使い分けて試合を楽しませてくれます。
新日本プロレスに参加した事がある選手の中には、新日本の選手が使っている技をオマージュしてCMLLで使っている事があります。
また、バレットクラブのTシャツを着ていたり、鎧のような衣装を着た選手がいたりして見た目にも面白いです。
時には、事前に打ち合わせしていないとできないようなリング上にいる複数の選手が目まぐるしく流れるような動きを見せてくれる事もありますし、団結して組体操のような連携技を見せてくれる事もあります。
ファミリア
CMLLの歴史は新日本よりさらに長く、ルチャドールの中に親子関係があったり兄弟や親戚などのファミリーがいたりします。
新日本ワールドでの解説を聞いているといろいろと家族構成などの情報もアナウンスしてくれるので、この選手とこの選手は家族なのかと思いながら観るとまた違った視点で試合を楽しむ事ができます。
個性的なマスク
ルチャドールにおいてマスクは命のようなものです。
マスクマンが相当数いるので個性的なマスクを沢山見る事が出来ます。
そのせいで選手の名前とマスクのデザインがなかなか一致しない面もあり、覚えるまで時間がかかる部分はあります。
真剣勝負の際にはマスクを賭け、負けたらマスクを脱がなければならない事もあります。
マスクマンにとってはマスクの紐を緩められるだけで動きづらいらしいので、そこにも注目して試合を観ると一味違う楽しみ方ができます。
解説席の会話
解説席の話は試合を楽しむ上で重要な役割を果たします。
選手名や逸話、スペイン語の意味などいろいろな情報を教えてくれます。
1つの試合時間が長いので解説席の会話が脱線していき、時には試合と関係ないような会話を始めることがあったりして面白くなってくる事があります。
海外武者修行中の選手が出場している事も
ヤングライオンから卒業して海外で修業する際の遠征先がCMLLになることもあり、成長してレスラーらしくなってきた若手選手を観られる事があります。
リングネームの付け方がユニークで、SHO&YOHは風神雷神、エルデスぺラードはナマハゲ、高橋ヒロムはかまいたち、など日本の架空の妖怪のような名前がつけられていました。
ですが、現在海外武者修行中の川人拓来選手はカワトサンという普通のひねりのないようなリングネームなので、なぜ?と思うところもあります。
カワトサンはルードとして客席からブーイングを浴びながら頑張っています。
新日本の選手が参加する事も
新日本のレギュラー選手が出場する事もあります。
その時には、新日本のリングではベビーフェイスの選手がルードとして試合をしていたり、メイクを施したりして普段とは違う様子の選手として楽しむ事が出来ます。
また、メキシコと日本のロスインゴベルナブレスが合流して1つのチームとして試合をする事もあるので特別感を味わう事ができます。
最後に
CMLLのメキシコでの試合は言語の違いもあり分かりづらい部分がありましたが、初めの頃はなかった日本語解説がついた事で楽しめるようになってきました。
CMLLの試合をさらに楽しむために字幕をつけてほしいと思う部分もあります。
ルチャドール達のマイクパフォーマンスが激しい時などは何を言っているのか分かった方がストーリー展開が理解できるような気がします。
選手の名前とマスクを一致させるのに苦戦していますが少しずつ覚えていき整理できてくるともっとCMLLの試合が楽しめそうです。