同じディズニーは二度と無い
ディズニーはなぜ人気を保ち続けられるのでしょう。
どんなに楽しい場所でもリピーターが増えなければ存続できません。
ディズニーリゾートは初めて来園したゲストはもとより、一度来たゲストがまた来たい!と思ってもらえるような工夫をしているのだと思います。
何回も行きたくなるのは何故なのか?
今回は同じディズニーリゾートは二度と無いをテーマに取り上げていきます。
初めてのディズニーをキープする
2018年にディズニーは35周年を迎えています。
つまりディズニーは35年前から存在しているという事です。
35年も経つと普通の建築物であれば老朽化が進み、柱の色がくすんできたりアスファルトや建物にひび割れが出てきたりするものなのですが、ディズニーはいつ行っても新しさを保ち続けています。
その理由はきっと35年もの間、ディズニーを愛するキャストさんがバトンを繋いできたからではないでしょうか。
少しの汚れにもすぐ反応し清掃したり、閉園後のメンテナンスを徹底して行ってきた事などの積み重ねによって35年という長い期間が過ぎても、初めてのディズニーのような状態をキープし続けてきたからなのだろうと思います。
ディズニーは変化し続けている
新しいままでいるのは目に見えるものだけではありません。
ではなぜディズニーは新しいままでいられるのか考えていきたいと思います。
新しいままでいるにはどうすればよいのでしょう。
それは時代の流れに合わせて変化していく事ではないでしょうか。
ディズニーはずっと新しい事に挑戦し続けていると思います。
ディズニーランドというテーマパークが出来てからパーク内のアトラクションも次々と増えていき、もう1つのテーマパークディズニーシーがオープンし、ホテルが建ち、モノレールが走り、ディズニーリゾートという名称も生まれています。
新しいものを次々と生み出しながら変化を続けています。
初めてディズニーに行った時の印象と次に行った時の印象がガラッと様変わりしているのです。
同じディズニーリゾートは二度とないのです。
ディズニーのキャラクターは増え続けています。
シンデレラ城では夜のパレードにプロジェクションマッピングが導入されています。
新アトラクションや飲食店、ショップの数も増えています。
長い期間続いているアトラクションもそのままにせず時代の変化に合わせてリニューアルする事で新しいものへと進化させています。
パレードの内容やインテリアを年間行事のテーマに合わせて変えていく事などによってゲストは来園するたびに新鮮な気持ちで楽しむ事ができるようにしてくれているのです。
次の予定、スケジュールの精度を高めたい
ディズニーには魅力的なアトラクションやショー、パレードなどがあるので1日で全てを楽しむのは不可能だと思います。
訪れるゲストはいかに効率的に夢の国を楽しむかを考え、それぞれ予定を立てる必要があります。
立てた予定を元にディズニーでの1日を楽しんだ後に振り返り、予定通りに過ごせたかを検証します。
当然予定通りにいったものとうまくいかなかったものが出てきます。
その中でうまくいかなかったものに対して、今回立てた予定においてうまくいかなかった要因を見つけ、次のディズニーの予定を立てる材料として生かしていくわけです。
しかし予定の精度を上げてみても、次もどこかでつまづくところが出てきます。
それもそうです。
同じディズニーは二度とないのだから。
来場者数も日によってバラバラです。
予定通り上手くいくかいかないかは時の運も関係してきますが、前回得たデータは過去のディズニーでの経験でしかありません。
現在のディズニーは前回のディズニーと同じではないのです。
ゲストはその変化も楽しみの1つとして何回もディズニーへ行きたくなってしまうのです。
最後に
ディズニーリゾートを楽しむ上で全部やり遂げたという経験はできないのかもしれません。
ディズニーにいく度、ゲストは必ずと言っていいほどやり残しという忘れ物をします。
その忘れ物をまた取りに帰ってきたくなる気持ちがディズニーに訪れる度に芽生えてしまうので、気がつくとリピーターになってしまっているのだと思います。
ディズニーは完璧なサービスを提供するために完成形というのはないのだと思います。