【中古タイヤショップ】質の高い中古タイヤを選ぶためのチェック方法

質の高い中古タイヤを選ぶためのチェック方法




車のタイヤを購入する時に新品のタイヤは高いから中古タイヤで何かいいものがないかなと思う方もいると思います。

でも中古のタイヤって大丈夫かなと心配になりますよね。

この記事では中古タイヤショップで安全かつ品質の良いものを選ぶためのポイントをお教えします。

過去に中古タイヤショップで勤務し、買い取りから取り付け、値段設定などの業務を担当した経験を元にしています。

今まで新品のタイヤを購入したことはありません。

安全なタイヤを選ぶポイントを知り、安くタイヤを買う為の参考にしてみて下さい。

-目次-

中古タイヤを買う前にチェックする事

・タイヤサイズ

・タイヤの残り山を見る

・製造時期

・釘が刺さっていないか

・リムを確認する

・変形していないか

終わりに

中古タイヤを買う前にチェックする事

タイヤサイズ

車に付いているタイヤの側面を見ると

タイヤ側面

◯◯◯/◯◯R◯◯というように

3桁の数字-2桁-2桁と書いてあると思います。

この数字の並びがその車のタイヤサイズです。

・左側の3桁の数字がタイヤの接地面の幅(インチ)

・真ん中の2桁の数字が偏平率(%)

・右側の2桁がホイールのサイズ(インチ)です。

偏平率というのは側面の幅がタイヤの接地面の幅に対して何%かを表しています。

今車に着けてあるタイヤサイズと同じものを選んで下さい。

お店ではホイールサイズごとに並べてある事がほとんどなので、右側の2桁の数字のコーナーで探して下さい。

タイヤの残り山を見る

タイヤの接地面の減り具合を見ます。

新品の状態の残り山は10分山といいます。

タイヤの接地面にある溝の高さが新品に近いほど残り山が多いという事です。

目安としてはタイヤの接地面の溝をたどってみると所々に膨らんでいる部分があると思います。

タイヤ表面

ノーマルタイヤなら、ここをだいたい3分山と計算して残り山が沢山残っているタイヤを選んで下さい。

タイヤの製造時期

ゴム製品は時が経つにつれ劣化し固くなりヒビ割れも出てきます。

なるべく新しいものを選びたいですよね。タイヤの側面に製造時期が書いてあるものもあります。

タイヤ側面



右側に4桁の数字がありますが、古いものになると3桁のものもあります。

これには4410と書いてありますね。

これを2桁ずつに分けます。

右側の10は2010年を左側の44は44週目を表しています。

つまり2010年のだいたい秋頃に製造されたという事です。

結構古めですね。

タイヤに釘が刺さっていないか

中古タイヤショップに行く前に軍手を持っていくと良いです。

出来たら手の平の部分にゴムが貼ってあると安全に手を汚さずチェックできます。

サイズと製造時期を見て目星のタイヤが見つかったら釘が刺さっていないかをチェックします。

接地面に釘が刺さっていないかタイヤをコロコロ転がしながら目視でチェックします。

この時、キズやヒビ割れがないかも見ておきましょう。

接地面の確認が終わったら次は裏面です。

手の平を広げ、タイヤの裏面全体を撫でるようにして貫通した釘がないかタイヤをゆっくりと転がしながら確認します。

この時あまり早く手やタイヤを動かすと、もし貫通した釘があった時にケガの原因となるので慎重に行って下さい。

その後に裏面の側面を指先で外側に押し、側面のヒビ割れがないかも確認しておきます。

あまりヒビ割れが多いものは選ばないようにして下さい。

終わったらタイヤを転がしながら目視で裏面にもキズがないか確認します。

タイヤのリムを確認する

リムというのはタイヤとホイールの間の接合部の事です。

目視でキズや破れがないか確認します。

タイヤが変形していないか

中古タイヤの展示の仕方はお店によって様々です。

なるべくタイヤを横に寝かせて4本積み上げているものを選んだ方が良いと思います。

何故かというとタイヤを立てて展示してあると接地面が平らに変形するからです。

これは急ブレーキ跡があるタイヤも同様です。

転がしてみるとポコンポコンとなめらかにタイヤが転がらずハンドル操作に影響してしまいますので確認しておきましょう。


終わりに

以上で中古タイヤのチェックは終わりです。

この作業を購入するタイヤの本数分確認してから購入するようにしています。

お店の方が充分に確認、チェックしたものを店頭に並べてくれているとは思いますが、中古タイヤに対して不安がある方は是非。

ご自身でしっかりチェックしたタイヤなので安心して車の運転ができると思います。

多少時間はかかりますがタイヤを新品より大幅に安く手に入れたい方は参考にしてみて下さい。